僕の虚しい努力の結末

週末に帰省し、あれこれと用事を済ませ、もういいだろう。もうそろそろ私は過去に間違ったかもしれない色々を清算して、当たり前にやらなくちゃやらなくちゃと腹の底で軽蔑さえしている行為をしなくてもいいだろうと思う。当たり障りの無い人間関係なんて糞であるし、ポップなんてのも糞であるし、何だか知ったような顔して「そういう考え方もあるよね」なんてのも糞だと思う。誇張された戯れ言ばかりの言葉なんて聞く価値も言う価値もない。兎も角、人付き合いなんてしなくていいと思う。そんなものは全部誰かに任せてしまったらいいと思う。考え方の違う人間にわざわざ歩み寄る大らかさなんてのは所詮、わたしに身に付く事はないんだ。そして、そこから学ぶ事はほぼなかった。長い時間をかけて、何の足しにもならない事を学んだ。いやいやいや、途中から気付いていたけれど、それがなんだか対岸との唯一の繋がりのような気がして断つ事が出来なかっただけだ。しかし、もうどうでもよくなって、何処へ帰ろうと何処へ向かおうと目つきばかり尖って、神経も尖って、無闇に不安がっているより怒って拒んでいた方が楽だと気付き、誰彼かまわず敵意を持って接する以外人間となんて関わりたくないと思う。笑顔で踏みつけにされたような気持ちになる。気付かなかった自分が愚かであったに違いない。
わたしはどうも、分かって欲しいらしい。理解して欲しいらしい。わたしの拙い主張でなく、上手く表現できないあれやこれやを。どうにかして理解して、例えしなくても何秒かだけでも気にして欲しいらしい。それは大声で泣く事で何事かをどうにかしてもらおうと奮闘する赤ん坊に似ている。