消えちまった

消しちまったと言うべきか。ゴミ箱に捨てがちなのよね、色々。


先日、作家の知り合いである女の子の個展を見に行き、絵のコンセプトの説明を聞かせて頂いた。しっかりと話しておられたよ。
7月末に個展をするけれども、何で絵本作っていたのか?という事を考え直す。そもそも、絵と文章があるから絵本と言っているけれど、一般的に想像される絵本というと語弊があり、絵本だと思って見に来て頂くと大変がっかりされるに違いない。期待を裏切る。言葉通り悪い意味で。
そこまで考えて、絵本を作るきっかけを思い出したのだけれど、私は万年反抗期であって、感じの良さそうな物には唾を吐きかけたいと反射的に思う。幸福そうな事に拒否反応を示す。「本当かよ?」と突っかかっていく気持ちがある。それでも、もう結構大人なので表面上普通に振る舞うけれど、中学生が精神の半分位を占めている。まぁまぁとなだめても、ウンコをリボン付けて贈ろうとするような中学生が巣食っている。であるから、絵描きに対してのコンプレックスが難解で思わせぶりな本作ってやろうに繋がったのだと思う。どうせ分からないだろう?他人の事なんてって事をやろうと、もっと精神的に破壊された人になろうと、そうすれば露出狂の心境くらいには辿り着くかと、思ったんだ。多分。
だから、もし本のコンセプトなんて聞かれたら、あなたを馬鹿にしたいが為に作りました。っていう、初対面の人に言い難い事になるなと思う。