タリラリタッタ

バス移動は腰にくる。と、毎回毎回乗る度に思いつつまた忘れて乗るというアレだけれども、私は京都へ帰って来たましたが、銀座まだやってます。今回の帰省は全く気が休まらず、精神的肉体的両方に酷くダメージを受け、けれども久々に色々な人に会えて心休まる事もあったんだ。あったんだけれども、何故かダメージが酷く。私という人間の面白くなさが酷く浮き彫りになったなと思ったりして、何にそんなに自信を持って生きていたのだろうか?とりあえずポケモンポケモン同居人が五月蝿いのでそれに乗っかって現実逃避しようと思う。

しかし、色々見るもんを見て、愉しかったのも確かなのですね。



A.C.T. The Artcomplex Center of Tokyo 川崎瞳個展
自分の展示していた部屋でも細かい絵っていうのが流行なんだかなんだかで結構多くて、細かきゃ言いってもんじゃないのなという事をひしひしと感じて、この人の絵は細かさが特徴というよりは描いてる物の方へ目がいくのでいいんだろうなと思った。隣の部屋で個展をしていた人。
http://www.gallerycomplex.com/schedule/ACT103/kawasakihitomi.html



新宿眼科画廊 サイトウケイスケ個展「やさしいジュンカン」
珍しく作家の人とお話をした。コレを目的に行ったというよりも画廊を見てみたかった為に行ったのだけれど、同居人の知合いの知合いくらいの人かもしれないと思ったらそうだったみたいだ。私から見りゃなんの関係もないのといっしょだけれど。ふわっとしていた。色々自由なんだからと言われた様な気持ちになる。この作家の人に教えて貰った三瀬夏之介という人の個展も酷く素敵そうだった。多分見に行く。
http://www.gankagarou.com/sche.html



ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 浜口陽三・植田正治2人展−夢の向こうがわ
版画と写真の展示。植田正治の写真は京都駅美術館かどっかでやっていた様な気がするけれど、同居人が一人で見に行って私も見たかったのになーと思っていたらちょうどやっていたので見に行く。雰囲気の良い所だった。白黒写真はなんとなく雰囲気に押されて良さそうに見える事が多いのだけれどもいくつかは本当に写真だろうか?とこの風景は写真を通さないと見えないんではないか?と思う。目で見たままかそれ以下であるならば写真ってのもいらないんだろうな。解らんけど。あと、西瓜の版画がとても素敵だった。
http://www.yamasa.com/musee/



国立新美術館 陰影礼讃
ここへ一度行ってみたかったという理由で行ってみたけれど、内容は私には難しかったんだ、多分。しかし、建物は広いし天井高いしいい雰囲気だった。そして人が多かった。



東京都写真美術館 私を見て!ヌードのポートレイト
たまたまなのだけれど、写真を見る機会が今回は多くて、これはとても面白かった。面白いという言葉が適切だか解らないけれど、見てて愉しかったし興味深かったし単純に奇麗だったし満足感があった。邂逅だとか表現だとか自己だとか章毎に分かれていて、家族を撮っているのが良かった。恐らく有名な人が撮っているのだろうけれど、知らない人が多かった。多少聞いた事があるくらいで。
http://www.syabi.com/




あとは銀座のスパンアートギャラリーという所へ行ってみたいと思っていたので行って、ちょうど「オマージュ種村季弘展」をやっていてヘーと思って見て、置いてある本が好みのものが多く、ここ高いんだろうけれど絵本展できたらいいなーと思ったり。同居人に教えられた事になっているらしいマイケル・ケンナの展示も見に行き、ギャラリーの名前を忘れたが解りにくい所にあった。


マリアの心臓 幽霊展◆花魁、地獄太夫展◆
ここも以前行った事があったのだけれど、人形が酷く近い位置で見られてそこら中に魅力的な物があるような場所。店の雰囲気がとてもいい。もちろん絵もとてもいい。好きな人には溜まらない場所であるに違いない。名前を忘れてしまったのだけれども、酷く色のいい女の人の絵があってもしかしたら古い物なのかもしれないが、しっとりとした色の付け方ってどうやるのかとても知りたい。絵具の特徴なのか紙の特徴なのか、日本画のようにも見える。
http://mariacuore.com/exhibition-A.html



普段半引きこもりな癖にこんなに動き回ったから酷く疲れたのかもしれない。しかし、折角来たしみたいな気持ちもあって回ってしまった。お陰で人に酔いまくって予定を繰り上げて逃げる様に京都へ戻ってきた。家は落ち着く。