死にゆく様を見といてやるから安心して死ね

だけど、別に死にたくないなら死ぬな。なんだかんだいって私の方が先に死んでしまって。だったら野良猫の死体に混じって何処かの家の縁の下とか薮の中とか挟まったりなどしてあんたの目に死体は曝さないようにして鬱陶しく記憶に留まるつもりでいるから、私が先に死んだとしてもやはり死ぬ時には私が見といてやろう。

伝言