あいつが悪い

着々と進んではいるし、愉快愉快とほくそ笑んでもいるはずであるはずであるのだが。なにがしたかったのかを見失いつつもある訳で。今回の展示云々でなく、何が描きたいんだとかそういう事で、こういう事を考えるのもある種の現実逃避だろう。目が泳ぎがちなのが不安定さを表しているし、妙にどきどきするのも気の小さいせいだ。思った以上に自分の性能が悪いとがっかりしている。知ってたけど。無駄な自信はどこへ行ったんだろうか。かえってこい。
作家兼同居人に必要以上に腹が立ったりがっかりしていたりするのも余裕のないせいだ。他人に期待するな、依存するな。突き放した言い回しだけど、解釈のし方は色々ある訳で他人というとアレだけれど、「自分以外の人」という意味で。これを肝に銘じておくと物事を円滑にすすめるのに役立つ。人間関係が楽になるというかね。とはいえ、近しい人間に何も期待しないってのも難しいもので、誰を相手にしている訳でもないのに目が泳いでいる状態では、特に。
つい相手に対する不満であるとか、もの作りの意味とか考えるけれど、今考えるべきはそれじゃねーだろと、文字にしてみるとよく解る。とりあえず看板のデータ作りと、DM印刷不備を言いにいくのと、絵も描くのと、絵本データ完成させるのと、印刷用データつくるのと、そのあと製本。
絵本が作りたかったんだから、絵本が出来たらそれで成功だ。あとはあとでゆっくりと反省したり毒づいたりする。多分良い部分も半分くらいはあるはずだし。