日々のつまらない事

土曜日に、久しぶりに髪を切ったり巻いたりしたら小猿に戻った。以前通っていた場所はもちろん関東地方にあって10年近く通っていて、酷くユルい感じの毒舌店長と、面倒くさい事は嫌いという店員さんとがいて、ユルいわりにそこにある椅子は全部可愛いと思っていたらやはり、アンティークだとかその辺の床屋だとかから気に入って譲ってもらったり買ったりなどした「選んだ」椅子であったので、更にわたしは気に入っていた。そこにある雑誌も最近増えた「自然に暮らそう」とか「手作り」とかエコとかみたいな雑誌で、そういった雑誌についてというか、そういう雑誌が増えた事についての店長さんとの話しが愉快であったりするという。あとなぜか世界地図とか日本地図とか地図がいっぱいあって、見ていると意外と面白い。そういう空間が京都にもないものかと思って探すともなく探していたけれど、行ってみなければわからないのね。それにしても私は近代的な店は嫌いなんだ。狭いところを好むのだ。などと吹いていたら髪がぼうぼうになったので仕方なしに町家を改装したヘアサロンというのを見付けて行ってみた。店員さんというのは丁寧にしゃべるものなんだなという感想を持つ。そうして、大抵の店員さんは自分より年下なんだなとも思う。そうして、無茶してくれないんだなとも思う。もっと変な出来であったら面白いのにと思っていたのに、良い感じに仕上げられた。良い感じに仕上げられて文句は言えまい。そうして、その店の奥にカフェがあってそこが中々佇まいの良い所であったので当分ここでいいやと思う。髪を切ると1ドリンクサービスがあるのだ。昼時なのでランチを食べたかったけれど我慢。酷く美味しそうだった。

その後、おばんざいバイキングへ行った。2軒目だ。以前行った所は悪くもないけれど、あまり京都ならではという感じがなかったのだけれども、今回は味付けが関西風だと勝手に思った。何かと甘かったから。あぶちゃんの料理には負けるとは思いつつも悪くはない。

その後のその後、アートフリーマーケットだったか?なんだかそんな名前の催しをのぞく。絵の人はほとんどいない。手芸品だとか工芸品だとかそういったもので、特に、レース編みの女性が素晴らしかった。素晴らしかったし、安すぎるんじゃないかとも思う。
少し前に作品に値段をつける事について書いてあるものを読んで、買われる為にはそれなりの値段を付けた方がいいと、それは自分の子供であると思って値段を付けなければいけないと、大切にされる値段というものがある、といった事を言っていて、人間って馬鹿だから値段で判断もするんだよって事についても書かれていて、へぇって思った事もあり、あの女性はもっと高くしてもいいのではと思う。けれども以前、京都の人は財布の紐がかたいって事も聞いたから、土地柄なのかしら?とも思う。

その後の後の後、携帯を変えようと気になっていた機種をみたら案外良くなくてどうしようかと思う。どうしようかと思う時はやめてしまう事が多い。

その後の期の後の後の方、ギターのピックを買って頂く。ナイトメアビフォアクリスマスの物があって、これがいいやと思ったけれども、まともなものを選んでも貰う。2つ購入。

軍ものが好きなのだ。だからそういった店があると入ってしまうのだ。けれども大抵男性サイズなのでよくよく探さないと着られる物がない。安いからって適当に買うと作業着にしかならない。で、ガスマスクがあって、あれ欲しいなと思ったけれど持っていてもどうしようもないので眺めるだけに留める。変わりと言ってはなんだけれども、ガスマスク入れ用カバンを見付ける。スイスの十字模様。同居人に買っていただく。シャツも気に入った物を見付け、着てみたらちょうどであったので購入。ボタンが可愛い。これでまた男性に間違われるに違いない。キャバクラに誘われるんだ。そうして謝られるんだ。そうに違いない。

帰宅後、購入した松本大洋竹光侍を読み、抜いているように見えるのになぁと思い。眠る眠る...