ある日のこと

吉田山へ行って勿論、吉田山には吉田神社があるのだけれども、茂庵というカフェもあるのであって、茂庵は閉まっていたけれども、太陽が赤くどろどろしているもので山頂へ行って見てやろうと上ったら東に開けた場所であって西に没する太陽は見えず。けれども山頂にて、はんみょうという美しい虫を発見。これを写真に撮る男。女は虫のとまった葉をレンズに近づけるべく枝を引く。けれども手元が揺れる蚊が飛び回る。ついに男はハンミョウのとまった枝を折り、写真を幾枚か撮り。ハンミョウを持ち帰る。


携帯メールについて思う、携帯電話のメール機能は無くなったらいいのにねと思う。3度くらいが限界なんだ。面倒くさくてさ。だから普段使わないのだけれど、返さなくてはいけないだろうという人からくると凄く疲れる。逆にばしばし使っていってみようかしら?嫌い嫌いを無くそうかと思ったり。


早起きをした。


頭痛が酷くて同居人を呪う。


ヤゴを持って帰って来た男。ヤゴの水死体であるけれど。顎にあるビヨって伸びる部位が見れて嬉しい。水死体なだけけに酷く臭かったらしくパラジクロルベンゼンに挟まれている。関係ないけれどパラジクロロベンゼンかと思っていた。あまりに臭いと言うので女は興味を惹かれ嗅いでみた。何事も経験よねと思っての事だけれど、経験しなくて済むならば経験しなくても良い事もあるもんだと女は思った。