にぺもなく

ブラックユーモアを知る為に社会的背景と歴史なんかを身体に染み付けないと、もっと凍りつける所で凍りつけず、嘲笑するところで嘲笑しきれない。といった真面目な事は考えずとも笑える事は笑えるんだ。

ストーリーテリング [DVD]

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スケッチブックを3冊程購入した。一年後の個展を心配して購入してみたけれど、絵と製本が本当に一年でできるのか?大丈夫か?と心細くなった。その割に特に何もしていない。慌てたくないと思ってはいるんだ。作って一ヶ月後もう一度見てやはりいいと思えるくらいの完成度と余裕が欲しいと思ってはいるんだ。だったら絵を描けよと、ゲームに夢中になっている場合かと思いました。どうして時間を掛けないと進まない描き方するのかしら?5分くらいで一枚描き上げる人もいるのに。時給換算したらさ〜も〜やになる〜等と言っている暇もないのだ。ごめんなさい。なんだか解らないけれど、ごめんなさい。ちゃんとやるよ。遊ばないよ。禁欲的にならないと描けないってなんて可哀想。畜生。わたしの回りに愉しそうな物を置くな、見せるな、触らすな。やる事と言ったら絵を描くくらいしか... みたいな状況を作らねばいけない。駄目人間は駄目人間なりに駄目にならないように注意を払わなくてはならず、駄目人間が駄目でいいよって開き直ったらもう駄目がループしちゃって...ってそれはそれで妥協妥協で生きるという選択肢も無くもないけれど、妥協に妥協を重ねて昔を懐かしむなんて糞だわって思って、それで普通に家庭を持ってなんて...嫌だ頭が腐りそうだ。自分に似た小さな生き物を愛でてってそれも痒い、痒過ぎる。絵を描かないのなら腕を折れ、愛する人間の目を奪え、馬鹿なふたりに見習って耳を潰して目を潰してそれで生きていけないのならわたしには意味が無い。意味があるんだあるんだあるんだ、神様はいるんだいるんだいるんだ、馬鹿いないよと唾を吐く前に思い出せ思い出せ、死ななくていい記憶もあるはずだ。生きる理由があるはずだ。何かしら面白かった事があるはずだ。

....と、追い込んでみたりします。実物を見、触れて、実感しないと頭にある現実が真実みを帯びないようだ。近頃気付いたのだけれども、わたしが現実だと思っていた目に映るものが案外偽物で、妄想だのなんだのいった方がむしろ真実であるらしい。それもこれも、しっかり目を凝らし、頭全部を凝らし、凝らすにもまた頭のどの部分が必要かよく知り意識して凝らさねばと思う。わたしはわたしであるのに自分の身体の中身を知らなさすぎる。