まぬけもキレイなシャツを着る

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ブリキの太鼓が非常に面白かったのだけれども、上手く説明できないもので以下の文章なんかが役に立つと思う。小説もあるのならば是非読んでみたいと思う。

http://www6.plala.or.jp/khx52b/movie/file_h/hu0010.html

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0153.html


これは作家君が某絵描きさんに「みなよ」と勧められた映画であるらしい。某絵描きさんはそれはそれは素敵な絵描きなのであって、だからきっと面白いんだろうと思って、見たらやはり面白いと言うか...やはり面白いとしか言えない口下手めと思いつつ、寂しさと絶望とけれどもオカシ味というのがいいとでもお茶を濁しておく。
別段不満というのではないけれど、作家君はいつでも面白映画を選んでは早い段階で眠る。そうしてわたしに説明を求めるけれども、わたしの説明を聞くよりも見た方がはやいと伝わろうというものだと思う。わたしは説明をしながら不毛な土地の羊飼いのような気分になる。意味は特にないのだけれど、こだまが返ってくるでもないだだっ広い砂地で毎日毎日減るでも増えるでもない羊を追っているんだ。ああもう此所をから出て行きたい、けれども出て行って何があるっていうのか?羊はどうするのか?生活は一応安定している...云々。
だからってさ、説明を求めないでって事もないんだ。ただ、羊飼いは生活に飽き飽きして全部捨てちゃいたい気持ちにもなるっていう、そういう事なんだよ。