ヒモになるには

ヒモ生活には気遣いが必要らしいですけれど、いい具合に悪でいい具合に善であるわけで、善人でいたいだけじゃヒモにはなれないのです。恐らくです。

詳しくはこの本です。ヒモになるのも難しいと思ったりできます。その他の事がメインだと思いますが。


ヒモが嫌なら絵を描かねばという事で、シャアの逆襲なんかを流しながら描いても描いても終らない小さい絵を描いている訳ですけれど。せめて、大きい絵ならば諦めもつくのにね。絵ばかり描いていると人との関係だとか、何をやっているのかだとか、暇な奴が陥る考えにどっぷりとハマります。そうして、神経が尖ります。気に入らない事ばかり目に付きます。でも、まだましなんです。外に向いているし。そのうち怒ったりする事すら面倒になります。もう、なんだっていいのね。色々現実的に考えて、そうせざるを得ないし今すぐどうにもならないから我慢すればいいんでしょって気分になります。それで眠ったりしたいところですけれど、寒過ぎて眠れないんで、絵を描く。描いたからって可もなく不可もなく。私の精神的安定と自己表現が絵になれば救われるって事になるんでしょうが、生憎、そういう事もないので。もっと昔は、そういう事で描いたつもりになっていたけれど、ただ、絵は絵で。無けりゃ無いで済む程度のもので、面白くもつまんなくもない。ただ、頭は暇だから、どうせだったらと自分の村とか街とか作るのだけれども。住人がいない。お腹も減らないのねとか眠くならないのね、とか思って。だから、寒くもなくて痛覚もなくて形もないのね、と思って。だから、家もいらないし街もいらないや、と思って。何にもやる事ないけれど、何も感じないからつまらなくもないのね、と思って。比べるものがないから「いい」とか「悪い」とか「便利」とか「不便」とかもないのね、と思って。歌や絵もいらないのね、と思って。そしたら、寒くても暑くってもいいのか…となって。感覚がない事を想像し続けてみたりして、今わたしそうなのね。と思ってみる。そうしたら誰にも比較も評価もされなくっていいなと思ったり。でもいいなと思うのもないから、光って透明か黒くて輪郭が無くなる感じかと思う。