続 ギネス

今度は別のアイリッシュパブへ行って来た。今度のギネスには泡にクローバー模様が付いていた。今回の店の方が茶色っぽくて気に入った。茶色っぽい店は居心地がいい。


どうも深刻に考え過ぎると思ったら春だよ。春ならば仕方ない。絵を描いていて、どこが到達点なのだろうとしきりに思う。イラストレーターとして仕事をしたいのか?と言ったら違うだろう。広告デザインをするにあたり、自分を使いたいかどうか考えたら答えは難しくない。では作家か?と言うと、敷居が高いと思う。とすると、趣味でいいじゃないという事になる。昨年あたり、ポートフォリオを置いてもらうのに、そこの責任者の方、肩書きがなんだか良く解らないけれど、と話した時に一体何を望むのか?と聞かれてよく解らないと思った。その時はそれなりに答えたけれど。売れるだとか求められる物を目指してはいないだろうし、人と違う事をしてみたいのでもない。コミュニケーションをとろうと頑張る為のツールであった時期もあったけれど、同居人を見付けた時点でひとつの目的は達している。じゃ、一体何を目指しているのか?よく解らん。それでも仮目的地を作っては進み、また別の目的地を提示されてそこに向かう。あいつら馬鹿じゃねぇのと思いつつ、そいつらが羨ましくもある。けれども、おしなべてくだらない。とも思う。全部やめちゃったら楽だし、別にそれだって悪くないとも思う。けれども結局闇雲に絵を描くのは、やめちゃうより絵を描く方が楽だからだ。絵を描く事で、生きる事から、生活をするとか生物として全うする事から逃げている。暇にならないように、メビウスの輪をくるくる回っている。