蜘蛛が笑う

手拭いとTシャツのデザインを作っている。手拭いの染め方はこういう風にやりますよっていうのを聞いて、サンプルも借りてきたのでそれをふまえてやるのだが、個性って何かしら?と思いつつ作る。「線」で個性の人もいる。「面」で個性の人もいる。絵で個性があれば布であろうと紙であろうと個性が出るのだろう。わたしには個性が欠けている。個性がないって事を嫌という程知っている。昔、兄に、ここ数年まともに口を聞いた事ない兄に、天才でも要領が良くもないから、それらを踏まえて行動しなければという様な事を言われた様な気がする。別にわたしに対して言ったのでなく自分の「やり方」について言っただけだが。血でみたら、天才家系でないのは一目瞭然で、今まで生きたてみた中で見ても、変わったところや突出したところはない訳で。わたしは兄とは全く血が繋がってないんじゃないかって程に仲も悪く、似ていないとも散々言われたが考え方は酷く似ていると思う。天才でも秀才でもなく要領もさほど良くないが、まーやるしかない。やって解る事は天才に比べたら少ないが、それでも地味にやる。満足か満足でないか、死んでみなければ解らないだろうが、やると決めたからには取りあえずやろう。という前向きなんだか後ろ向きなんだか解らない考え方。似ている。来年の正月は本を買って貰わねばならないので数年ぶりにしゃべろうと思う。



ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展
ルドン展。同居人が好きだと言うので一緒に行ったルドン展。以前、渋谷の文化村で見た様な気がするルドン展。別に好きじゃないのに目にする機会の多いルドン。


どうせなにもみえない―諏訪敦絵画作品集

どうせなにもみえない―諏訪敦絵画作品集

同居人推薦。同居人推薦に狂いはないので、これももちろん素晴らしい。色々書くと馬鹿らしいのでやめとく。